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四季の変化-夏の体-
今年の夏も暑くなりそうですね。皆さんご存知でしょうか?夏バテなどの体調変化は、体が夏にうまく適応しているのを阻害する環境にいることでも引き起こします。ここでは、夏に起こる体の変化と夏バテ対策についてお話をします。
最近の日本の夏はクーラーなしでは暮らせなくなってきています。地球の温暖化と生活様式の変化が、うちわ、風鈴、行水といった夏の風物を一変させてしまいましたが、人間の体は10〜20年くらいではそう変わらないものです。
人間の体は、夏には、暑さの中で活動できる体となり、冬には、寒さに耐えられるように体に変化がおこります。クーラーの中で涼しく夏を過ごしても、体は夏の暑さ対応になったままなのです。
夏になると、体は開き、血管も体表面に浮いて、汗腺からは汗が出やすくなり、体表面に浮いた血管から、熱の放散がしやすくなります。心臓も活発に動いて血流が増え、暑さの中での活動に対応できるようになります。
夏の体の特徴は、体が開くこと、そして心臓が活発に活動することです。
体はどこかが活発に動くと同時に、動きが少なくなるところができます。心臓に血流量が増えると、同時に上半身の血流量が増え、ことに心臓と関連の深い舌の血流量が増加します。心臓に血流が増えた分、小腸の血流量が減少します。
夏の体の活発なエネルギー代謝のために、心臓の血流量が増えるのは当然であると言えます。また、同時に舌も血流量が増え、熱を持ちます。舌が熱を持ち渇けば、水が飲みたくなるのです。このためたくさん汗をかく夏は、水分の補給が不可欠になるのです。逆に血流量の減った小腸は低温になるため、体内で過熱を起こさないようにできており、外気の高温に対応するために、出来上がった体のシステムです。
体のあちこちで血流量が増えても減っても、バランスのとれたものであるならば、システムが正常に作動します。しかし、バランスが崩れたときには、体の異常となって現れます。
夏場に、心臓が過剰に働き過ぎれば心悸亢進となり、舌に熱を持ち過ぎれば、上顎が過熱して口渇感が大きくなります。水を飲んで「うまい!」で済まなくなり、飲んでも飲んでものどが渇いてきます。さらに、上顎から蝶形骨に伝播した熱が、蝶形骨大翼と呼ばれるこめかみのところへ上がると、左こめかみを中心とした頭痛を引き起こします。
さらに、取り過ぎた水分とこもった熱のために、頭皮がぶよぶよ浮き上がると、すごく眠くなっていきます。上半身、ことに後頭部に異常に汗をかくと訴える人が多くいますが、取り過ぎた水分と熱の処理のために出る汗で、むしろ汗をかいている方が楽なはずです。
そして、最近ではなかなか見られませんが夏の風物といえば、蚊取り線香と昼寝があります。
これは、昼下がりの昼寝が、過剰に働き過ぎている心臓を休め、心臓が休まれば、舌の熱も下がってくるからです。こうした不調に気付いたら、たとえ10分間でも居眠りをやってみてください。体の変化をきっと感じられると思います。
夏にもうひとつ注意すべき点は、血流の低下している小腸にあります。暑い中では、クーラーのきいた部屋の中に長くいることもあるでしょう。その上、冷たいものを取り過ぎると、冷え過ぎになってしまい、お腹が張る、膨満感があるといった症状を起こしてきます。そのため、暑い室外では水、クーラーの室内では、温かいお茶での水分補給と必要以上に摂取しないことをお勧めします。最近では、オフィスや外出先でクーラーが効きすぎている場合が多いですから、こうした症状の方が非常に多くなっています。
また、これらの体調不調を起こした方は、充分に汗をかき、昼寝で過剰に働き過ぎている心臓と、低温になり過ぎた小腸の回復を計ってください。コーヒーは体を冷やす飲み物の代表です。暖かくても体は冷えるので十分ご注意を・・・
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